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ACCインタラクティブ部門審査しました

  • Posted by: nakamura
  • 2014年10月15日 19:33
  • thoughts
審査しました。

ちょっとみんな見てくれ。この受賞作品数を。
インタラクティブ部門:GP1 金0 銀4 銅3 ファイナリスト5。

他の部門はどうか。

テレビ部門:GP1 金9 銀10 銅22 ファイナリスト63
ラジオ部門:GP1 金3 銀4 銅12 ファイナリスト36

はじめての、ACCインタラクティブ部門。ちょっと受賞作が少なすぎやしないか。応募総数比率で考えるという手もある。しかし「ゴールド0って、どゆこと?」とお嘆きの諸兄も多いかと思う。

これはひとえに、インタラクティブ広告業界の迷走っぷりを現している。
と思う。

もともと、2004年ごろから世界的に、日本のインタラクティブ広告は全盛期を迎えた。
「国際広告賞・なんだかわからないけどポンポン獲れちゃう現象」だ。

CM業界や広告グラフィック業界の大先輩たちが「俺たちがいくらがんばってもなかなか手が届かないんだよねー」と、いわゆるカンヌだとかワンショウだとかの「すごい賞」が、日本はさくさく受賞できてしまう一時代があった。かくいう私も、さくさく受賞できてしまって「俺すげえかも」と誤解して、独立してしまったクチである(いや冗談です)

この現象には、いくつかの要因が重なっていた。

Flashという、デザイナーでも安直にプログラミングができるソフトでつくる「スペシャルサイト」が業界標準になっていたこと、日本語が伝わらないから非言語的なコミュニケーションをしたこと、圧倒的なクリエイティブで業界を牽引した中村勇吾氏の存在、もともと細部の緻密な部分までこだわりクオリティを上げるナショナリティ......そして、東京インタラクティブ・アド・アワードというコミュニティに似た登竜門の存在だ。

これらが、ここ数年で、すべて失われてしまった。
iPhoneの台頭でFlashの価値が下がり、Objective-CやPython、WebGLやUnityなどフロントエンドに必要とされる言語が多岐にわたるようになった。スマホの台頭により、スペシャルサイト文化がほぼ消滅し、かわりに月ウン十億かせぐソーシャルゲームにエンジニア人材が流出した。ムーアの法則でCPUがどんどん優秀になり、3D表現をはじめとする表現技術の飽和。
アワードが、応募ビデオばっかり見られるビデオ文化になって、また非言語→説明の世界になったこと。インターネットが広告ビジネスで、いよいよ主人公になっていったこと。「70%のコアビジネスと20%のキャンペーン、10%のクレイジー」の「クレイジー担当」だったインタラクティブが、よりマトモなコミュニケーションを求められはじめた。

そして、コミュニティの消失。
登竜門がなくなれば、ヒーローが不在になる。若者の下克上がなくなる。批評がなくなる。

ACCのインタラクティブ部門復活は、この暗黒時代を挽回しうる、大事な契機のひとつだ。
......などということは、審査員たちの間でも議論され、「そうだそうだ!」「新しい可能性に賞をあげよう!」と酒を酌み交わしながらトキワ荘の夜のごとく熱く語られた......。

で、結果がこれである。

この混迷した業界の作品群のなかに爆誕した「Sound of Honda」をのぞいては、「イマイチゴールドっぽいものがない」ということなのである。

私は、こんなにスノッブじゃなくてよかったんじゃないかな、と思う。

だって、この結果を見てクライアントが「こういうのウチでもやれないかな」と思ったり、若者が「こういうものが穫れるのか。すごい。俺だって」と指針にするものだからだ。この受賞結果は、業界の迷走を色濃くあらわしていると私は思う。

......などと不景気なことを言っているが、審査会は、非常にエキサイティングな場だった。政治的にならずフェアに。なるべく、世界の広告賞を受賞したものより、見たことがない、評価されたことがないものに賞をあげたつもりである。

来年は、もっといっぱいあげようよ。

しずかったー

  • Posted by: nakamura
  • 2014年6月10日 20:54
  • Work
SZ.jpg
TOYOTOWNで、スマホアプリ「しずかったー」をつくりました。

「しずかったー」は、SNSに発信するコトバを、
トヨタPASSOが、自動でキレイに変換してくれるアプリ。
ネガティブな言葉はポジティブに。悪口や暴言は褒め言葉に。
悲しい時、頭にきた時...いつでも、どんな言葉でも安心してSNSに投稿できます。

PASSO☓しずかちゃん、ということで「女の子の気持ち」と正面から向き合おう、としたら、
なぜかこうなってしまった...。

私が個人的に、酔っ払ってくだらないツイートをすることの防止用になればな、と思っていたんですが、けっこう働く女の子も、グチのはけ口をさがしていると聞きました。

せいぜい1000ダウンロードくらいいけばいいかな、と思っていたら、
あっという間に話題になって、一週間で60万ダウンロードされてしまった。
こういうことってあるんですね。

これは、コピーライターと、しずかちゃんの勝利ですね。

Haruhi Hunting

  • Posted by: nakamura
  • 2014年6月10日 20:47
hh.jpg

Haruhi Hunting(ハルヒハンティング)は、全国にバラバラになった涼宮ハルヒのイラストを集めて、新作ムービーを完成させるプロジェクト。


ムービーをひとコマずつ分割したイラスト=「カケラ」は、雑誌・コンビニエンスストア・屋外広告・Webサイトなど、 日本全国のあらゆるところに隠しました。「カケラ」をスマートフォンで撮影すると、キャンペーンWebサイト上にパラパラ漫画のように、ひとつひとつシーンが蘇ります。


とゆーのを、やってます。


中村洋基・弟子募集

  • Posted by: nakamura
  • 2014年6月 4日 16:12
  • Work
株式会社パーティーでは、いま中村洋基の弟子を募集しています。

弟子、といっても、手厚く育てたいとか自分の手足となってくれる人がほしいんではありません。
私の寝首をかき、「お前の時代は終わった」と、下克上するような人が欲しいのです。

下克上の例


以下に5個以上あてはまる人。(●は必須)


●代理店かプロダクションで3年以上の経験あり

・現在コピーライターかプランナー、ADかTDで、はやくうるさいCDを抜いて自分で好きなようにやりたい

●HTMLとjavascript、サーバーサイド言語は、まあ書ける。
 少なくとも意味はわかる。できればフロントエンドかサーバーサイドに得意な言語がある。

・Photoshop, Illustrator, Final Cut, After Effects, どれかの3Dソフト,
 がまあ使える。

●アイデア出すのが好き

・賞取ったことある、もしくは自分ならとれるんじゃないかなーと思う

このページの意味が理解できる

・広告は好きでもあるし嫌いでもある。

・すぐやめない

・作り手にリスペクトがある


こちらから!
どしどし応募してね。まってるよー

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Drive-Go-Round

  • Posted by: nakamura
  • 2014年5月11日 13:37
  • Work
spn2.jpg
TOYOTOWN「Drive-Go-Round」を制作しました。
ハイブリッドカーSAIに乗り、助手席に座る真木よう子さんとの首都高ドライブを360度カメラで追想できる。

「つきあいはじめ」「いい感じのとき」「別れる直前」を、同じ時間軸の中でスイッチングできる、変態的なコンテンツ。
辻川監督&バスキュール馬場コンビの世界観、炸裂してます。
描きおろし劇中歌「無限ドライブ」、作詞は澤本さん。

Flashサイトに加え、スマホアプリもあります。

Spoon's Spoon Shop

  • Posted by: nakamura
  • 2014年5月 1日 13:48
  • Work
フィルムプロダクションSpoon. のWebサイト、リニューアル。
スプーンを自分で作って、その場で3Dモデル化して、買ったり売ったりできる
サービスをはじめました。(Shapeways APIを使用)

使用例ムービー、制作に1年半かかってます。

ウンをつけたい

  • Posted by: nakamura
  • 2014年2月 4日 12:39

いつも楽しみにしている、古川ECDの記事。今回の「彼女は何と何と何と何でできているのか」も、「うんそうだよね」とうなずき続きで首が痛い。

ひとを「育てる」などという傲慢なことはおおよそ不可能で、ひとりでに「育つ」ような環境をつくってあげなければならない。
植物みたいなもので、モチベーション、適度な高負荷、達成感、自分の中のミッション感、目指す人や目標、などなどが充分なバランスを持って、人はやっと育つ。

自分が、なんでこんなところにいれているかと思うと、完全に運、だ。

電通CDCと、そのネット関連の前身であるIC局は、充分にその環境を育成するための土壌があって、自分はたまたまそのシャワーを浴びることができた。
特にCDCは、限られた、優秀でモチベーションのある人間が、都合6000人いる会社から数%に選り分けられた部署だ(と思う)。

そんなダイナミックなことはできないから、別の方法で、
同じ運を、うまいこと社員全員に与えてあげられないだろうか。


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