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ロンドン(UK)での、プリペイドケータイの正しい買い方

UKに来ると、ヒースローの空港の到着ゲートで、いきなり自動販売機でSIMカードが売っている。
え、何?あたし、これ買ったほうがいいわけ?

いまや、UKは大SIMフリー国家。
この国では、非常に簡単にケータイを持つことができるのだ。
ちょっとした滞在でも有効なので、ぜひ使うといいと思います。
しかし、日本は大SIM鎖国国家。
いちミリも、SIMフリー文化がわからないと思います。
そんな極東の島国の人々のために、いっぱしのロンドンかぶれの私が、(TOEIC505点のくせに)「UKでのプリペイドモバイルの正しい買い方」をまとめてみました。

まず、嗜好性によってパターン分けしてみた。
あなたはどのパターン?

(1) 日本から持ってきたiPhoneを使いたい
(2) とにかく激安で電話があればいい。(1週間以内の滞在・2000円コース)
(3) SIMフリーケータイをすでに持っている
(4) 一台、androidなどのSIMフリー端末を買ってもいい。他の国でも使えるんだし。
 (1週間以上の滞在、1万~5万円コース)

(1) 日本から持ってきたiPhoneを使いたい

これがすんなりいけばいいんですが…
残念なことに、孫さんの思惑があり()そううまくいきません。

日本から持ってきたiPhoneは、SIMロックされています。
よって、そのまま使うことはできません。ローミング死します。
「海外パケットし放題」も、一日1980円かかります。
実はこれ、2日いるなら(2)に、5日以上いるなら(4)にしたほうがいいくらい、損な設定。

ではどうするか。
iPhoneをもう一台買うのもなんだかなー、でも使いたいなー、というあなた。
「SIMフリー化」がいいのかもしれません。

 ・自分でできる、SIMフリー化(JAILBREAK)
  自分でjailbreakmeなどから、日本でやっておく。

 ・アンロックしてもらう
  ロンドンの町を歩くと、いたるところに「UNLOCK」と書いてあるお店があります。
  そこに持っていくと、50ポンド+30分くらいでSIMフリー化してくれます。
  らーくちん。

JAILBREAKは、違法ではない(合法判決出てる)んだけど、アップルのサポート受けられなくなる。
また、iOSをアップデートしたときに、「お前はクソだ」と怒られて死んだりします。
これがイヤなので、ぼくはやらなかった。

「あたしiPhoneのOSのアップデートしないし~」「あたしもうJailbreakしちゃってるし~」という人向けのプランでしょうか。
SIMフリー化した人は→(3) へ。

(2)とにかく激安で電話さえあればいい。(1週間以内の滞在・2000円コース)

と、いちばん安く上げたいなら、このプラン。
だいたい、2000円足らずで、日本に1時間、UK国内もかなりの時間話せるようになるはず。
1週間以内だけだったら、これが一番いい。
ロンドンの現地人でも、このプランが多いと聞く。

ロンドンじゅうにある「Carphone Warehouse」へいこう。

20091126carphone_warehouse_wimbledon.jpg

1~2ポンドで、捨てノキア端末が売っている。
最近だと、ロイヤルウェディング記念のNokiaロイヤルジャックモデルとか。

UKの端末には、月極端末「Monthly」と、売り切りの「Pay as you go」がある。
「Pay as you go」と書いてあるものを探そう。これが日本でいうところの「プリペイド」にあたるものだ。

やっすーいのは、こういうヤツ。ぜんぜん使えますよ。

これらを買うと、自動的にSIMカードがついてくる。

SIMカードには、事前に金額が充当されているタイプか、自分でチャージしてつぎ足すタイプがあって、端末ごと買うと、後者がついてくる。
OrangeとかT-mobileとかの業者の端末と対になっており、1~10ポンド分買わされるはずだ。
この料金表や説明書を見ると、「Top-up」とか書いてある。「Top up」とは、Suicaのチャージみたいなもの。
「英語熟語だ」とか思わないで、「Top up」「Pay as you go」と10回ずつつぶやいて、覚えてしまおう。
(実はTop-upは、海よりも深くクレバーなルールなのだが、その説明は→(3) で)

ここでちょっと面倒なんだけど、日本への通話が安くなる「Extras」というのがある。

ヒマなら買っておこう。


「6620」
という電話番号に「ABROAD MINS 5」と書いたSNSを送ってみよう。

これによって、日本への通話が100円+1分150円、みたいなものが、
12円/分におさえられる。

お金が足りなくなったら、簡単にチャージ(Top up)できる。
「Top upカード」というのがもらえて、SIMカードと対になっている。

言うなれば、TOP UPカードが魔法少女で、SIMカードがソウルジェムのようなものだ。

ロンドンじゅうの、ありとあらゆるお店で
「10ポンドトップアップしてー してたもー」とカードを渡すと、
瞬時にケータイに10ポンド分チャージされる。
駄菓子やでレジストされて1分以内にSNSが届くのは、なんだかカッコいい。

当初これにしておいて、もっといいものが欲しくなったら(4)にも移行できる。


(3) SIMフリーケータイをすでに持っているので、とにかく安く通話/ネットしたい

実は、これが一番カンタンだ。
空港で10~20ポンドのSIMカードを買って、差しなおすだけだからだ。
http://blog.livedoor.jp/miyamomonikki/archives/51381853.html

ひとつ、一般的なSIMカードと、マイクロSIMカードは形状が違うので、注意しよう。
間違えて買っちゃった人、SIMカードを半分に切ると、マイクロSIMカードになる。
捨てないで持っていよう。

あとは、ホテルや電車で、同封の説明書みながら、
細かくお得なプランを探そう。

カンタンすぎて「本当は、世界は全部こうなるべきなのか」というのがよくわかる。
世界じゅうで、SIMフリー化が進んでいる理由がわかる。確かにこれが一番カンタン。

SIMロック解除をしないという既得権益を守ろうと必死の人々がいるわけです。孫さんみたいな。
ぼくは孫さんけっこう好きだけど、海外に来ると、SIMフリー化しないで、ローミングを使わせて、海外ネットしホーダイとかでチャリンチャリンお金を落とさせられているのがわかる。そのおかげで100億震災に寄付できたりするんだな、というのがよくわかる。こすっからい商売ではある。
韓国人とか、国から持ってきたiPhoneにSIMカード挿しなおして、ザッツオールだからね。

ここで、本当は「日本の番号にかかってきた電話を転送するサービス」があればいいんだけど、
これがまた孫さんの策略なのか、存在しない。


(4) 一台、SIMフリー端末を買ってもいい。他の国でも使えるんだし。
 (1週間以上の滞在・1万~4万コース)

とくに、Android端末が、最安で、70ポンドから売っている。このへんが狙い目だ。
意外と、これが多いんじゃないでしょうか。かくいうぼくも、このタイプだった。

このコースにはさまざまなメリットがある。

●どこでもググったりメールが見れる
●英語のヒアリング能力がなくても、GUIからゆっくりプランなどを決められる。
●テザリングができる(ケータイの電波をWifiにして、無線を発生させられる)
●Androidで、今後ロンドンで必要そうなアプリを都度ダウンロードできる
●今後、他の国に行ったときでも、このケータイを器として使える。

さらに、Androidなら

●電話帳データをGoogle側にためておくことによって、今後別のケータイでも使える
●SNSにお金がかかるのだが、GoogleトークがほぼSNSと同様の役割になるので、完全タダ

というものを享受できる。

○買おう

例によって、「Carphone Warehouse」に行く。Carphone Warehouseは正規より安いし、ここで売っているPay as you goとはすなわち、SIMフリーのことを指す(店員談)。考える必要がない。そのかわり、Pay as you goのiPhoneは売ってないんだけどね。

Android端末だけど、ぼくはもっとも安いSAMSUNG I5000(70ポンド)というのを買ってしまった。
これでも悪くないが、テザリングができず、反応もなんか遅い。
ここはいっそ、xPeriaやHTCの最新機種を買ってしまうことをオススメする。あとで絶対後悔しない。
少なくとも、テザリングをしたいなら、Android OS 2.2以降が必だ。

○プランを選択しよう

買ったばかりのケータイは、まだなんのプランにも入っていない。
FFIIIのたまねぎ剣士のようなものだ。
さっそくジョブチェンジしよう。

Android端末を買った以上、絶対にネットやメールを多用したいはず。
ここは、何も考えず「Dolphin」プランにしよう。

(Orangeの場合。他社でも、同様のサービスプランあり)

343にコールして、DolphineというだけでDolphinになるとあるんだけど、
ぼくの場合、Orangeの会員に入会しないとできなかった。
Carphone Warehouseの店員に、買うときに「ドルフィン!ドルフィンプリーズ!」と言えば、やってくれるような気がする。

ほかにもいろいろプランはある。

Dolphin – ネット野郎
Canary – 国内通話と国内SNSが多いひと向け
Camel – 海外の電話が多いひと向け
Monkey – 音楽(着うた)をダウンロード+SNSが多い、若者向け
Racoon – 何をしても12ペンス

という様相である。
日本のプランより多彩で、まさにジョブチェンジ、といった感じで面白い。

○Extrasを選択しよう

(2)で貼ったが、Extrasを選択することによって、海外通話、国内通話がより安くなる。
Dolphineにして、「国内通話100分激安£10」「海外通話40分激安£5」を発動することによって、
ほとんど使用に料金がかからない状態になる。
グラディウスのフォースフィールドをつけているような気分だ。

これであなたはパケ死せずにネット・インターナショナルコールできるスマートフォン環境を手に入れた。
アプリを落とすと、どんどん便利になるはずだ。

使いでがあるアプリ一覧
つーことで!

インド人ウソつかない 〜ブリック・レーン〜

「ロンドンに着いたら、インド料理を食べるといいよ」

これは定説である。
3人くらいの人に、同じセリフを聞いた。

ロンドンは、かつて植民地だった理由からか、インド料理屋が比較的多い。
実際、カレーの種類も豊富で、より本格的な味らしいのだ。
なかでも、密集しているインド人ストリートが、この「ブリック・レーン」である。
ちょうど、ロンドンの、あまりおいしくないごはんにも辟易してきたところだ。
カレーが食べたい。

私の愛読書「わがまま歩き ロンドン」にも、
「ブリックレーンは最近アツい」とある。(2004年版だけど)

私は今、猛烈にカレーが食べたい。

うまいカレーと出会うには、カレーそのものとのエンカウント率を上げるのみ。
そして、直感で「ここだ!」と思ったところに、入るのだ。

リヴァプール・ストリート駅から歩いて10分。

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ついた。

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西洋とインドが入り交じった、なかなか素敵な街並みだ。

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さて、カレー屋は……と探すと、やはり結構ある。
パッと見た感じ、特にすごく賑わっているところもない。どこに入ればいいだろう?
愛読書「わがまま歩き ロンドン」にも、
「カレー屋は味を競っていて、甲乙つけがたい」とある。

いったいどこに入ればいいのか……ん?

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お、この店、「BALTI HOUSE」という何かで、4つ星半のレーティングをとっている。
なるほど。賞を取っている店なら、うまいに違いない。
お客さんも入ってるみたいだし、ここにしようかな。

……あれ?

付近を見渡すと。

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BBC「ワールドベストカレー賞」ノミネート

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マスターシェフオブザイヤー (2006年、2007年、2008年)


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ブリックレーンカレーフェスティバル2009年ウィナー


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ウィナーオブETHICAL(エスニカルの間違い?)&グッドフードアワード2009年、2010年

なぜか客引きは顔を隠す。

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ザ・ベスト・オブ・ブリックレーン
(※自称)

……おい。

全部聞いたことないぞ。

これはもしかしてあれか。

「中村インタラクティブ・アド・アワード2010年グランプリ」とか
「宇宙公認・江東区Web広告祭10年連続クリエイターオブザイヤー」
みたいなことか。
よく見ると、不思議なことに、
お客さんはすべて、一番店先に座っていて、奥はガラガラだ。

これはおそらく、お客が入っているように見せかけるために、必ず店先に座らせるシステム(もしくはサクラ)なのではないか。
……すべての店が信用できなくなってきた。
さすがインドクオリティ。
しかし、結局マスターシェフオブザイヤーの店に入った。
当然のごとく店先に座らされた。
ボーイに「マスターシェフオブザイヤーはどの人?」と聞いたら、
「は?」
「いやだから、この看板に書いてあるマスターシェフって、あのシェフのこと?」
「…あ!あーあーあー!……ちょっと待ってて」
と、店の奥に戻り、厨房のシェフらしい人と何か会話。
うなずくボーイ。戻ってくる。
「今日はいないよ」
……おい。
それ厨房で確認する必要あるのか。

「『今日は居ない』って言え」って言われたんですね。
万が一「あの人だよ」などと、適当に言ったら、そのあとぼくが「マスターシェフの証とかあるんですか?」と絡んできたりする可能性を憂慮して、「居ないっていっとけ」という決断が下されたのであろう。

つーか、いないのかよ。マスターシェフがウリなのに。

実は、カレーは結構本格的な味で、うまかった。しかも安い。
日本では、ここまで本格的にスパイスの効いた、いろいろな種類のカレーを出している店はそうそうないに違いない。
だから騙すな。

イギリスにある24時間ネットカフェ

日本で13時、ロンドン朝4時、ニューヨーク深夜11時でSkype、という予定があるのだが、
住む家がまだ決まっていなかった。
朝4時にネットできるところ、あるだろうか。
探したら、けっこうあるらしい。
英国のインターネットカフェ情報
http://homepage3.nifty.com/dkxwin/mobile/netcafe.htm
しかし、ぼくはこれを結局つかわなかった。
ホテルも含め、多くの部屋で、「BTFON」「BTOpenZone」「Orange」などがビシバシ飛んでいる。
ロンドンで、寝るところにありつけたら、Wi-Fiもなんとかなる、と思っていい。

海外でVISAカードをなくすと、緊急カードを数日で作ってくれる

ぼくはつねづねそそっかしいタチだが、今回は、ロンドンに着いて10分でクレジットカードをなくした。
新記録である。
ヒースロー空港で、地下鉄のオイスターカードを買う時に、カードを回収するのを忘れた。
カードこれ一枚しかないのに…。
さて、
「MissingX」という、遺失物サイトがあり、ヒースローはここに完全に連携している。
MISSING X
http://www.missingx.com/
これはすばらしいサービスだな。
ぼくもこれを日本でつくろう。
とりあえず、「otoshimon.com」というドメインだけとった。
sakura_domain.jpg
「オトシモン」という、日本国内で落し物があっても、マッチングできるサービスだ。
AJAXで、あらゆる端末から見れるようにしよう。構想だけは一瞬でできた。
誰か一緒につくりましょう。広告費だけのレベニューシェアだからもうかんないけど。
制作費出します。TwitterにDMください。
……と、あれ?
ぼく、何していたんだっけ?
脱線して、カードを落としたことを忘れてしまった。
ぼくの悪いクセは、すぐ脱線して、戻ってこないところだ。
ネットサーフィンすると、深宇宙まで行っていたりする。
閑話休題。
VISAに電話したところ、「緊急カード」というのがすぐ作れるらしい。
緊急というだけあって、

・2ヶ月しかもたない。
・10500円かかる。

という、完全に足元を見た商売。
いいビジネスモデルですね。
VISAで、このあこぎな商売が可決された会議風景が思い浮かびますよ。
数日後。
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きました。
うーん、緊急っぽい。
ありがとうVISA!
ちなみにオイスターカードはすばらしく安い。旅行者も全員これを使ったほうがいい。
普通に乗ると、初乗り£4とか。£1=250円だった時代、初乗り1000円ですよ奥さん。
オイスターカードを使えば、今は£1=150円くらいで、£1.5=220円くらいになる。