しごとの羅針盤

今、多めに仕事を請けることにしている。
通常の倍〜3倍請け口をふやしている。

それで個々のクオリティが下がることがないようにしているけど。
理由は2つある。

ひとつは、若者に、成功体験のパーツをあげたいから。

電通にいたころより、受注仕事でお声をかけてくださる内容は、
明らかに面白くて、チャレンジングなモノが多い。
……そのぶん、途中でポシャる可能性も多い。
たとえば、競合とか。

電通にいたころの環境は、いかに恵まれていたか、ということを実感することもしばしばだ。

去去年度から、ぼくに関係するしごとが途中でフイになる確率が上がった。(前の職場では、アウトプット率一位と自負してたんだけど…)

たとえ途中でポシャって、そこまでの制作費をいただけた、としても。
やっぱり個人の成長としては、世の中に出さないと意味がない、と思う。
世の中に出さないと、どういう反響が帰ってくるのか、
次回からはこうしよう、という成長にならない。

だから、いかにアウトプットを出せそうなしごとか、を見極めながら、
それを若者にやらせる、ダメだったら尻拭う、ということを、
高速回転させている。
自分でやりたいことより、そういうことを優先させている。

もうひとつは、しごとの羅針盤をあげたいから。

「自分のしごとのしかた」「出来上がるモノ」というのはリンクしている。その人の「器」を超えるものは絶対にできない。
「器」をジワジワ延ばして行くことが楽しいんだけど、
基本的な「器」=しごとの仕方ってのは、20代でほぼ決まると思う。

たとえばぼくは、プログラミングに傾倒していたので、
どう新しいプログラムで、やったことがない、かつ勝算がありそう、面白そうな技術や映像表現で世の中の鼻をあかしてやる、みたいな羅針盤を持っていた。
実はこれ、28歳くらいから根本は変わってない。

ウチの若者には、まだその基礎部分、「オレはここが基本フィールドなのだ」という羅針盤をもってない人もけっこういる。
羅針盤があると、ジワジワ広げるのが楽しいし、自分に自信ももてる。
広げるのに必要なのが、「実際のアウトプット」と「振り返り」ということなのかなあと思う。
数字的なPDCAももとより、実感値としてのPDCA。

だから、どんどん請けて、どんどんふっていく。
ムリだと思ったら「ムリっす」と言ってくれていいし、尻はもつつもり。
今が一番伸びて、いい羅針盤を手にできるチャンスだからね。

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